検査

めまいとは?

めまいとは、空間の中で「自分がどんな姿勢をとっているかわからなくなる」状態をいいます。原因は様々ありますが、内耳にある平衡器官(前庭や三半規管)の障害によることが最も多くみられます。代表的な疾患として、メニエール病や良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎などがあります。
しかし頻度は少ないですが、脳梗塞などの脳血管障害や、脳腫瘍などの中枢性(脳)のめまいも含まれますので注意が必要です。
また、更年期などの自律神経失調やストレス性のめまいも最近大変増えています。個々の患者さんのめまいの原因を診断し、適切な検査や治療を行っていくことが大切です。中枢性の場合を疑う場合は神経内科や脳外科を、ストレスが強い場合は心療内科をご紹介します。患者さんのそれぞれの「交通整理」も大切な仕事と考えています。


聴力検査とは?

耳が聞こえにくくなる原因は大きく二つに分けられます。音が内耳にうまく伝えられなくなる「伝音難聴」と、伝わってきた音をうまく感知できなくなる「感音難聴」です。鼓膜を直接ファイバーで観察したり、鼓膜の動きを測るティンパノメトリーなどの機器で検査を進めていきます。
聴力検査としては、「ピー」「ブー」といった音がどの程度聞こえるかを調べる純音聴力検査があります。
また、音は聞こえても言葉がはっきり聞き取れないといった症状に対しては、「う」「こ」「め」などの言葉が聞き分けられるかをみる「語音聴力検査」を行います。
これらの検査を組み合わせながら、「聞こえの悪さ」の原因を調べていきます。

めまいの治療

めまいの特徴、症状はどんなものがある?

めまいとは、ぐるぐる回ったり、ふらふらクラクラしたり、目の前が真っ暗になって気が遠くなったりと症状は様々です。
いろいろの病気や原因で起こりますが、耳の奥にある内耳が原因で起こることが最も多いと考えられています。
しかし、中には脳梗塞など脳の異常から起こることもありますので、しっかりと原因を診断することが大切です。

代表的なめまいを起こす疾患

  • 良性発作性頭位めまい症:内耳(前庭)にある耳石が、定位置から外れることによっておこるめまいで、寝たり起きたりなど頭を動かすと、ぐるぐるとした回転性のめまいが繰り返されます。落下した耳石を頭位変換することで、元の位置に還すことで治療します。
  • メニエール病:耳鳴りや耳閉塞感などを伴うめまいで、内耳の内リンパ水腫が原因でしばしば長期にわたって繰り返し発症します。水腫を改善させる利尿剤や漢方薬で治療します。日常のストレスや体調管理が大切です。また、有酸素運動も有効です。
  • 前庭神経炎:内耳の炎症によって起こる、ぐるぐると回る回転性めまいが長時間続きます。内服薬やめまいのリハビリで治療していきます。
  • 自律神経失調症:ストレスや体調不良によって、また更年期や季節の変わり目などに起こる、くらくらしたりフラフラするめまいが続きます。

ご予約・ご相談はお気軽に

みみ・はな・のど・めまいのことでお悩みでしたら、

京浜東北線の西川口駅にある八代耳鼻咽喉科まで、お気軽にお問い合わせください。

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